Zenfone 3が水没してから回復するまでの記録


スマホが水没して壊れてしまうことってよくありますよね。とりあえず1週間ぐらいで直ったので、それまでにやったことを記録として残しておきます。

2017年夏、私はうっかりトイレ至近の汚水満ちあふれる水たまりにスマホを落としたわけでして。違うよ……トイレに落としたんじゃないよ……水たまりだよ……。

というわけで、胸ポケットに入れていたZenfone 3の上半分を「水たまり」に落としてしまいました。すぐに引き上げるも電話のスピーカーと音量ボタンあたりから水が入ったらしく、音量が勝手に上がる、液晶の右上がにじむ、イヤホンが刺さっているアイコンが常に表示されるという症状が出ていました。

本当はこの時点で電源を切るべきでしたが、欲しいポケモンがいることで私は……私は……ティッシュで外側の水滴を拭き取り、普通にポケモンGOを続けてしまうのでした。

あ、結果的に書くと完全復活して、今も通常営業です。

水没初日の処置

まだ動いてるから大丈夫だろうぐらいの気持ちで帰宅するも、まだ内部に水が入っていると思われますので念のため充電せずに電源だけを落として様子を見る私がそこにいた。水没から6時間経過の時点で普通に動いてはいましたが、音量が勝手に変わる、イヤホン使用中アイコンが常に表示される、液晶のにじみはそのままでした。

で、後から気付いたんですけど、実はリアカメラと赤外線測距にも水が入って動かない状態だったというね。猫もメシもイカした夜景も撮らないからカメラの出番がないんだモン★

水没から1日経過

スマホ自体の症状は初日と変わらず。ググると内部に入った水分の蒸発を促せというので、食品用シリカゲルをジップロック的なやつで密閉して放置しろと。そこで取材班は急きょ100円均一ショップへ急いだ!

お弁当コーナーを見てもシリカゲルのパックなんて売ってねぇよこのジメジメ湿潤大好き野郎どもってことで落胆したまま帰宅。スマホを使わないときは電源を切っておくのでよしとする。だってまだ動くんだモン!(雑)

水没から2日経過

ようやくダイソーにて衣類用(タンスの引き出しに入れるやつ)の炭の除湿剤を発見、3個108円。あとは台所用品の売り場でジップロックっぽい袋を購入、108円。写真がクソなのは許せ。

除湿剤とスマホを一緒にぶち込み、なるべく空気を抜いて密封するべし。ここでようやくリアカメラが曇っていることに気付く。

水没から3日経過

3日目はほとんど変わらず。カメラの曇りが若干薄くなった気はした。音は出ないがアプリは普通に動くので、袋から出して4時間ほど使用。

赤外線で距離を測定するZenfone 3付属アプリを起動するが0センチのまま。画像が出るってことはカメラ自体がやられているわけではなさそうと判断。

水没から4日経過

4日目でレンズの曇りは取れるも、赤外線測距が戻らないためピントが合わない。しかし液晶のにじみはほぼ再生。やったネ!

水没から5日経過

ここでおもむろにカレーを写すとピントが合ったのでカレーはスマホを直す力がある……!? うん、ないね。使わないときは除湿剤バッグに放り込んでおいたのが功を奏したということで、ひとつ。やったぞ、エイミーイズバック!

カレーのライス部分までの距離は19.8センチメートル! テクノロジーの勝利なのダ!

というわけで、残るはイヤホン刺さってるよアイコン。先に書くと、これは放っておいても全然直りませんでした。

アイコン群の左端にあるイヤホンだかヘッドホンだかのマーク。実際にイヤホンを挿すと、反応がないか有線イヤホンが挿してあるよマークに変化。本当によくわからない。イヤホンからはたまに音が出る。スイクンは無視してよい。

イヤホンアイコンが表示されて音が出ない問題

これはAndroidもiPhoneも問わず水没したスマホでよく出る症状だそうで。あくまで素人の推測ですが、水でイヤホン端子だかオーディオチップだかがショートした際、イヤホン強制モードみたいなのに入っちゃったんじゃないかと。だから何をしても直らんと。

という仮定を立てて、先人の知恵である強制的にスピーカーから音を出すアプリを試してみます。これがうまく動作すればイヤホン強制モード的なやつから脱出できるような気がしないでもない(曖昧)。

SoundAbout Pro – Google Play の Android アプリ

SoundAbout ServiceをOn – With Statusに。SondAboutをステータス付きで使用する設定です。

Media audioをSpeakerに。これでイヤホンが刺さっていてもスマホのスピーカーから強制的に音が出るはず。

ついでにPhone call audioもSpeakerにして、着信音をスピーカーから出す設定に。

上記、SoundAboutの設定をいじってから音が出るアプリを起動。1回では音が出なかったんで、Speaker設定のままスマホの再起動もしたり、設定をEarphoneに変えた覚えが。3回ぐらい設定をいじったらイヤホンアイコンが消えてスピーカーから音がッ!

音がッ!

めでたく音が出たら、SoundAboutの設定をLet App Decide(アプリの設定に従う)に戻して終了。

まとめ

水没したら即電源を切れ。水気をきっちり拭き取って除湿剤と一緒に密封せよ。そして充電はせず丸3日は安置するのだ。

今回は運良くショートせず完全復活となりましたが、水に含まれる微細な汚れなんかが変なとこに入るとハード的に壊れたりするのでさぁ大変。

あと、トイレに入るときはスマホをポケットに突っ込んだままにしないこと。意外と落ちやすいよね、トイレの近くの水たまり。約束……だよっ!

勝利の夕焼け写真で心の美しさをアピール。まだカメラが壊れているわけではない。

この記事へコメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)