相棒のiPhone4Sがポンコチオンになってきたため次のスマホとしてASUS Zenfone 3を購入。さらに自転車のステムへの取り付けまでをここに記す。
もうね、iPhone4SだとLTEが使えないし、画面は3.5インチだし、ニュースサイトだって広告が重くてまともに表示されないレベルなんですよ。あと、趣味のゲーム(Ingress)も30分ごとにアプリを再起動しないといけないレベルで、いよいよ私はスマホすなわちスマートフォーン購入を迫られていたのだ……ッ! おい、フォースティーブやぞ!(デマ)
購入にあたって候補に挙がったのはXperia Z4。2017年1月の時点でソフトバンクかau版の中古が2万5000円ぐらい、ドコモ版の未使用品で3万2000円。出して2万円台かなと思ってたんでエックスペロリアちゃんをペロリアとSIMフリー化して使おうかなウヒヒという感じでしたけど、調べてみればいまだ不具合が多いとのこと。
じゃあ同じぐらいの性能でそこそこのお値段でとなるとZenfone 3が立ち上がってくるわけですよ。ただ、日本版Zenfone 3はなぜかアジア版より1万円以上高く設定されているのでパス。せっかくだから日本の通信バンド帯と同じ台湾版、いわゆる海外版SIMフリー機を狙っていくんぜ!
Zenfone 3に搭載の8コアCPU「Snapdragon 625」の性能やいかに? | Mdperia!
Zenfone 3の位置付けとしては2016年末の発売時点で4万円いかないぐらいのお値段でミドルハイ、つまり中の上ぐらいってことですね。Xperia Z4は2015年6月発売時で9万円ちょっとのハイエンド機。これと比べても同じか少し劣る程度の性能が出せるのは、かなり頑張っていると言っていいんじゃないでしょうか。
てことで海外版スマホ通販の定番、EXPANSYSでRAM 4GB/内部ストレージ64GBの台湾版を買いました。RAM 3GB/内部ストレージ32GB版やら、5.5インチ版もあるのが紛らわしい。本体やアクセサリーを買う場合は型番のZE520KLで確認しましょう。そうしないとZenfone 3 Laser用のアクセサリーを買うはめになるんだぜ。ちくしょう……ちくしょう……ッ!
ASUS ZenFone 3 5.2″ Dual SIM ZE520KL (Simフリー, 4GB/64GB, Sapphire Black)価格&特徴 – EXPANSYS 日本
お店は上海にあるんだそうですが、メールサポートは日本語でOK。対応も迅速でおじさん満足ですよ。
お値段は本体3万5500円、送料1400円、関税で1600円。しめて3万8500円。配達はクロネコヤマトで、商品受け取り時に関税の1600円を代金引換払いとして支払います。1月24日購入、1月26日到着。速い!
購入時の注意点としては、海外版(WW版)は買わないこと。そのへんは以下のリンクが詳しいですよ。ありがたや。
ZenFone 3 日本版と台湾版(海外版、香港版)の違い – ZenFone 3(ASUS)まとめWiki
購入前と購入後に気になったことをざっくりと
何かもう、まとめWikiに全部出てるんで読んだらいいと思う(投げやりな態度)。ここに書いてある不具合とか不便そうな点を見て、我慢できそうなら買おうと決めておりましたよ。あと気を付けたのは、バグやら不具合やらが多い初期ロットを避けるため2017年に入ってから買ったことぐらいでしょうか。
参考として以下のWikiを穴が空くほど見ましたよ。先人の試行錯誤という屍の上に私は立ちたいッ!(最低)
- 外観と筐体
- ゴリラガラス3で前後を挟んだiPhone4あたりと同じ構造。確かな高級感。滑りがいいから、水平ではない散らかった机の上なんかに置いておくと滑って落ちることが何度かあった模様(他人事)。あと、縁の部分の金属は柔らかめのアルミです。アスファルトに当たるとへこむぜ…!(へこんだ)
- おサイフケータイ、NFC、防水機能なし
- このへんの機能が欲しいなら国内キャリア向けの機種を買わないといかんですな。あったら嬉しいけど今回はなくてもいいやということで、ひとつ。あの防水機能は酸っぱいに違いない。
- OSとカメラ
- Android 6.0.1をベースにした独自UIで、標準のカメラがいろいろ多機能なASUS Pixel Master 3.0です。レーザーというか赤外線による測距でフォーカスが早い。カメラもソニー製で、値段のわりにいいもん使ってやがんじゃねえかこの野郎といった感じです。標準カメラ以外を使うとレーザー測距ができないので注意されたし。4軸光学手ぶれ補正機能あり。
- DSDS(デュアル待ち受け)
- オレは使わないけど罠っぽいのでここにも記す。SIMスロットとmicro SDXCスロットが共用です。SIMを2枚入れるとSDカードが入らず、SIM1枚+SDカードという感じの運用に。
- auのVoLTE絶対殺すマン
- 海外版はアップデートによりauのLTEが使えなくなっています。今後もその方針は変わらない模様。
- 指紋認証
- Zenfone 3まとめWikiの導きにより、右手人差し指3回、左手人差し指2回登録で、ほとんど失敗することなく指紋認証できてます。イエーイ。
- GPSの対応状況
- IngressとPokemon GOを遊ぶのにGPSはとても大事。GPS、A-GPS、GLONASS、BDSSに対応してます。あと中国のBeidouも捕まえるのを確認。日本のみちびき(QZSS)は未対応というかシステム的に封印されてるのかも? みちびきが正式運用されるのは2018年以降とのことで、まあ今のところはいいんじゃないかと。と思ったら2基目が打ち上げ間近で、残りも2017年中とのこと。オゥ、ファック。
- 電池持ち
- 電池容量は2650mAh。最近の大容量化に比べると少ない方ですが、省電力化をうたったSnapdragon 625を使ってるから電池持ちはすごく…いいです…。購入の主目的であるところのIngressなら6時間ぐらい、Pokemon GOだと5時間ちょいぐらい続けて遊べます遊んでます。
- 修理対応
- 秋葉原のASUSショップで修理してもらえンじゃーン★とか思ってたけど、もう持ち込み修理は受け付けてない模様。で、ASUSに発送して修理となると、これまた面倒くさいそうで。購入して1年たったならスマホ修理業者に頼んじゃった方がいいみたいですね。
【保障期間内でも、修理してもらうのは大変】ZenFone5の修理を依頼する方法はこちら(3/20追記と修正) – 格安スマホ SIMで節約生活^^
USB Type-Cのマグネットケーブルも装着。スマホはUSB端子の抜き差しでガバガバになりやすいのよね。
総評
4万円以内で買えるSIMフリースマホとしては素晴らしく頑張ってます。このあたりは上位機種、下位機種と共通の部品を多くすることで価格を抑えてるんだろうなという感じ。すごく惹かれる機能がないと言えなくもないんですが、言い方を変えれば台湾メーカーらしい堅実な製品作りではないでしょうか。こう、総合力で満足というか、減点ポイントが少ないというか、なんかそれ(語彙力)。
カメラは性能、機能ともに十二分な感じ。リアルタイムでエフェクトかけて撮影できるのはすごいと思いました。オレに撮影のセンスがないばかりにレビューできなくてすまんやで……。あと、本体の角にカメラがないからクリップタイプの外付けレンズが使えません。
液晶保護フィルムについて
これはちょっと書いておきたい。たぶんZenfone 3シリーズ全部だと思いますが、画面の表示可能領域の内側数ミリのあたりから縁にかけて湾曲してます。なんで厚手の液晶保護フィルムとかガラスフィルムだと端が浮く、あるいは浮きやすいようです。なんで貼り付け難度が高い。プロに頼みたくなるかクリーンルームが欲しくなるレベル。参考までに使ったフィルムタイプ2種類のレビューをここに記す。
アタシ、次は全面を覆うタイプを試してみようかと思うんです……! うーん、意外と保護フィルムの選択肢が厳しいなぁ。
自転車のステムへマウント
ここからが本題です。iPhone 4SではTOPEAKのRIDECASEを使ってたんですよ。ステムキャップからアームがビヨーンって伸びててアインホホ取り付けられる感じの。まあ、たいそう便利だったわけですよ。
ところが他機種に対応するソリューションとしてTOPEAKが打ち出したのが、このシリコンバンドで留める感じのやつです。感じっていうかモロでシリコンバンド。インカメラも近接センサーもホームボタンも覆い隠す暗黒時代の到来です。これちゃんと動くの?
そこで取材班はネットの海へ飛んだ! 新たなるソリューションを求めて! てことで中国のマーケットプレイスのような通販サイトであるところのAliexpressで見つけたのが、なにやらRIDECASEっぽいブツになります。
Aliexpressは適当な中国人がやってるお店だの、対応がすごく雑な転売野郎だのがたくさん混じっていてトラブルが頻発しています、とても頻発しています。ワールドクラスの自己責任を体感せよ……ッ! そんな通販サイトにクレジットカードを登録するの怖いというご意見もありますけど、Aliexpress自体は結構まともです。今のところ不正な引き落としはされてないし、それでも不安なら使い捨てできるクレカ番号が4つ登録できるジャパンネット銀行のVISAデビッドカードを使うよろしアルヨ。
で、届きました。ステムキャップ+アームのパーツと強力両面テープ付のプラスチックパーツ、おまけ程度の六角レンチ。プラスチックパーツをスマホのケースに貼り付ければRIDECASEのような何かが完成という寸法です。
届いたブツのアームとRIDECASEがはまれば互換性があるということになります。シュグ・・・。
アッー! まるであつらえたようにぴったりだぁ(棒読み)。ふしぎ!
さっそく両面テープの保護紙をはがしてハードケースに貼り付け。中に入った泡を抜くように指で押して、裏側を板で補強。表は適当なゴムをかませてクランプで挟み込んで24時間放置。ちゃんと密着するなら重しを乗せる程度でもいい模様。
それまではMINOURAの旧型マウントを使っていたボク。立ちこぎすると膝が当たっちゃってたんですよね。新型では上下の位置が調整できるのかな。
で、RIDECASEのアームにそのまま装着。これで2週間以上使ってますけどまったく問題なし。剥がれる気配すらないし、むしろ薄いポリカーボネート製のケースが先に割れる予感。ちゃんとTOPEAKがこういうの作ってくれたらそっち買うのにねぇ。
アームを立ててスマホを横に倒すと自転車で走りながらの撮影もできる! できるのです!(やらない)
ちなみに、溝にコインを挟むと簡易スタンドになります。何だその中国製らしからぬ細やかな気配り。消費者たる我々はこういった類いのものを欲しておりますゆえ、各社様においてはきちんと我々のツボを突いた商品をお願いしたく存じます。ヨロピコ★
蛇足:他のスマホ用マウント候補
スマホのハードケースにアダプターを取り付けてマウントするタイプのやつ、他にも候補がありぬれば、ここに記すものなり。参考までにということで、ひとつ。
Quad Lock ‐ iPhone Bike Mounts & Running Armbands
アダプターを付けたスマホをブラケットへ斜め45度にセットしてひねって装着するタイプ。Go Proカメラも取り付けできる優れものだけど、ハンドルバーのマウントがなぜか40ドル近くするので断念。なんでや……。ちなみにアダプターは約18ドル。日本のAmazonにも輸入品らしきものがあります。
AliExpress.comの 自転車ライト からの ユニバーサルバイク自転車電話/gpsハンドルバーホルダーマウント用iphone samsung galaxy gaciron h02 h携帯フィット任意のモデル
今回買ったやつより少し出来がいいやつ。たぶん互換性あり。同じタイプなら安い方でいいかなーというクソみたいな理由で断念。
AliExpress.comの 自転車コンピュータ からの バイク自転車コンピュータマウント携帯電話アダプタブラケット用fouriersガーミンe200/500/510/520/800/810
みんな大好きGarmin互換のアダプター。ステム用スペーサーに取り付けるマウントもあり。Garmin互換だとマウントの選択肢も多くていいよねと思うも、今回はRIDECASEを活かしたかったわけです。
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